ボトルディギングで見つけた瓶で、小林製薬のタムシチンキの瓶があります。
お薬の名前からして、あまりいい印象がないかもしれませんが、レトロ瓶としては私の一番のお気に入りです。
瓶がとってもおしゃれなんです。
コルク栓タイプのタムシチンキ瓶
瓶の表と裏につぶつぶの模様があって、かわいらしさをだしています。本来は手に持った時の滑り止めだそうです。
デザインだけでなく、実用的な事まで考えてられているのです。
1894年、明治27年発売らしいのですが、アルファベットでKOBAYASHIと書かれ、その下にTAMUSHITINGTUREとなっていて、ぱっと見は外国製の素敵な小瓶としか見えません。
じっくりアルファベットを見ると、水虫とタムシのお薬とわかるのですが…
この瓶はボトルディギングで見つけたのですが、すごくうれしかったです。
戦前のコルク栓かゴム栓タイプで、瓶の両肩の部分に扇の模様があり、その中に漢字の大があるエンボスが入っています。
瓶の形は、横に広いタイプで、統制陶器時代のタムシチンキと同じ形をしています。
同じ場所でガラス栓も掘り出したのですが、これをはめて飾ると香水の瓶みたいで、とてもかわいいです。
スクリュータイプのタムシチンキ瓶
コルク栓タイプよりも、新しい物になります。
こちらは、瓶の両肩の部分にエンボスは無く縦に長い形をしています。
他にも水色タイプや、青色タイプ、陶器タイプなどバリエーションがあるので、全部集めてみたいです。
茶色のタムシチンキ
これはこれで、シンプルで素敵ですが、熱く語る事はありません…
瓶タイプの最終でしょうか。
実はもう一種類、類似品の瓶があります。
こちらは、緑色のコルク栓タイプの瓶です。透明瓶もキレイですが、この緑色も素敵です。
帝國製薬 タムシエキ
エンボスは、TAMUSI EKI KYOTO TEIKOKU SEIYAKU K.Kとなっています。
滑り止めなのか、両サイドに縞模様が入っています。
気泡たっぷりのとてもキレイなレトロ瓶です。
小林製薬のタムシチンキの瓶もですが、帝國製薬のタムシエキの瓶もなぜこんなにかわいいのでしょう?
他の薬瓶はここまで、凝ってない気がするのですが。
タムシの薬でなければ、もっと飾りやすいのに…
おしゃれな瓶でもありますが、残念な瓶の1つでもあります。